皆さんは中国の都市をどれくらいご存知ですか?
上海市、北京市、天津市、広州市、青島市、西安市、蘇州市、南京市、無錫市、杭州市など、中国ビジネスをしている人であれば10都市くらい言えると思います。
もし、あなたが30都市以上言えるのであれば、かなりの中国通と言えます。
中国には661の都市(内訳:直轄市4、地級市283、県級市374)があります。
そのうち人口1000万人を超えている大都市は重慶市(直轄市)、上海市(直轄市)、北京市(直轄市)、成都市(四川省)、天津市(直轄市)、広州市(広東省)、保定市(河北省)、ハルピン市(黒竜江省)、蘇州市(江蘇省)、深セン市(広東省)、南陽市(河南省)、石家庄市(河北省)、臨沂市(山東省)であり、合計13都市です。
人口300万人以上であれば180都市、100万人以上になると303都市もあるから驚きです。
中国で一番人口が多い都市は上海市か北京市だと思っている人が多いと思いますが、実はそれぞれ2位と3位でありトップは重慶市の2884万人です。
日本の都道県人口のトップである東京都の2017年10月の推定人口は1374万人なので、重慶市一つの中に東京の2倍以上の人が住んでいることなります。
なお、大阪府は人口ランク19位の山東省青島市とほぼ同じです。
福岡県にいたっては紹興酒で有名な紹興市(人口ランク89位)と同レベルです。
都市人口ランキング表を見ると中国の都市が日本の都道府県なみであることを理解できます。
直轄市(ちょっかつし/zhíxiáshì)とは中国中央政府が直接管理している行政単位のことです。現在の直轄市は北京市、上海市、天津市、重慶市の4都市です。省、自治区、特別行政区と同様に1級の行政単位であるため行政的地位としては省と同等です。